イボや高熱をともなう性病とは

性病というのは性行為によって感染をしてしまう病気のことを指していますので、同じ性行為がきっかけであるとはいえ、その症状は種類によって大幅に異なってきます。
こうした性病のなかでも、陰部、場合によっては口のまわりなどに米粒ほどのイボのようなものができるという初期症状がみられるのであれば、軟性下疳のうたがいがあるといえます。
軟性下疳は、国内ではあまり例がなく、海外のほうがむしろ発症例が多い病気ですが、性病のなかでは典型的なもののひとつで、梅毒や淋病などと並列して紹介されることもある病気です。
この軟性下疳は、細胞のかたちが棒状になっている細菌の一種によって引き起こされる病気で、当初はイボのようなものができるだけですが、やがてつぶれて潰瘍となり、さわるとはげしい痛みがあります。
また、潰瘍ができたあとでしばらくすると、太ももの付け根のあたりのリンパ節が腫れてくるとともに、高熱が出てくるといった症状に進むことも多いといえ、潰瘍もだんだんと固く成長してゆきます。
この軟性下疳にかかってしまった場合ですが、通常は病院で必要な検査を受けたあと、サルファ剤のような抗菌薬を処方してもらい、これを何週間か服用しつづけるという治療方法がとられることになります。
サルファ剤ではなく、別の種類の抗生物質を処方されることもあり、場合によっては経口服用ではなくて、病院で注射によって薬剤を注入されるということもありますが、一般には注射のほうが効果は高いといえるでしょう。
また、潰瘍になってしまった部分については、別に軟膏タイプの医薬品が処方される場合もありますので、ていねいに患部に塗ってようすをみるということになります。